フラットレンズで歪が少ない内面非球面レンズ取扱い中
フラットカーブのご紹介です。
近年、有名ブランドからもカーブの浅いフロントのモデルが発売されていることもあってか、お問合せも増えています。
フラットカーブのレンズはこんな雰囲気のレンズ(画像はイメージ画像です)
表面が平らなレンズのため、光の反射具合は一般的なレンズとは異なります。光をシャープに反射させギラっとした独特の反射光になります。
クラシックなメガネフレームとの相性が良く、フラットレンズを選ぶことでヴィンテージ感・レトロ感が増します。
ただし、通常の度付きのレンズは、カーブが付いています。
(近視用の)マイナス度数のレンズをイメージして図を描いてみました。
水色がレンズ断面です。
表面カーブと裏面カーブを別途、分かり易く、黒線で描き出しました。
表面カーブ・裏面カーブのカーブの差により度数を出す事ができ、それぞれに、メーカー設計上の適切なカーブが必要です。
フラットレンズにするということは、この光学的な大事な要素をおろそかにすることになり、見え方に問題が生じます。
■通常設計(推奨カーブ)のレンズカーブと視覚性能の図表
■通常設計を低カーブにした場合の、レンズカーブと視覚性能の図表
通常設計のレンズを低カーブにすると、推奨カーブに比べ、視覚性能が落ちています。
視覚性能を保ったまま、低カーブにしたレンズはないのか?
そんなレンズが、最近発売されました!
当店取扱い中です!
内面非球面レンズですので、そもそもの設計自体が、現在主流の外面非球面レンズよりも良いレンズです。
■推奨カーブ時の視覚性能
■低カーブにした時の視覚性能
低カーブにしても視覚性能が落ちていないように見えますね。
厳密には、フラットレンズは、ゼロカーブなのですが、今回ご紹介したものは、0.5カーブのフラットレンズになります。
このフラットレンズ、遠近両用レンズや中近レンズなどの累進レンズにも対応しています。
なお、フラットレンズは、ギラっとしたシャープな反射光が良い雰囲気を醸し出します。
一般的なレンズのハードマルチコートのグリーンの反射光(画像はイメージ画像です)
こんな↑感じの反射光よりも
白っぽい光を反射するコート(画像はイメージ画像です)
こんな↑ 反射光が出るようにした方が良いと思います。
このような反射光にするには、
裏面だけがハードマルチコートで、表面にはマルチコートを使わない、内面マルチコート(裏面マルチコート)と呼ばれるコートか、
反射光を白系にするコート
メーカーによって呼び名は様々で、クリアマルチコート、ヴィーナスガードコート・パール、サングラスコート、などと呼ばれるコートか、
どちらかをオプションで指定してやると、雰囲気良く仕上がるのでお薦めです。
フラットレンズを入れた出来上がりのメガネはこんな感じになります。
(画像はイメージ画像です)
もうちょっと、ギラっとしたシャープな感じになると思いますが、画像作製では、このくらいまでしが表現できませんでした。
フラットレンズを入れるには、フレームの方も、フラットレンズが入るような低カーブなフロントである必要があります。
もしくは、低カーブに調整できるようなフレームか。
(近視の場合)度数が弱いよりは強い方が対応できるフレームが多いとか。。。
どんなフレームにもフラットレンズを入れることができるわけではありませんので、その点だけご注意ください。
フラットレンズが入るフレームをお持ちでしたら、ご相談ください!